ヒトと動物の比較

動物同士を比較して、この動物に固有の特徴なのか、それともほかの動物にもみられる特徴なのかを整理する学問を比較解剖学と言います。

ある動物を解剖してその特徴を理解し、その特徴が固有のものであれば、なぜその特徴を持つようになったか、なぜ必要だったのかがわかると、その動物がどういう動物なのかがよりみえてきます。

ヒトも同じで、ほかの動物と比べてみてはじめて、ヒトとはどういう生物なのかがわかりはじめます。

ヒトであれば二足歩行や脊椎の弯曲、足のアーチ構造などの特徴がありますが、そういった特徴がなぜヒトにあるのか、必要なのか、比較し考えることでヒトの全体像がわかってきます。

東洋大学の助教で比較解剖学が専門の”キリン博士”こと、郡司芽久先生が書かれている連載がとっても面白く、かつわかりやすく、比較解剖学を通じて動物の身体の仕組みについて書かれているので、興味がある方は必見です。

連載：キリンと人間、どこが違う？